キャンドルを仕事にするリアル|大阪の実力派教室「50village candle studio」に32の質問
- 3月28日
- 読了時間: 10分

キャンドルを仕事にするという選択
「好き」を仕事にできる魅力がある一方で、実際にキャンドルを仕事にしている人がどのように始め、どう続けているのか、そのリアルは外からはなかなか見えにくいものです。
今回は、大阪・岸和田でキャンドル教室「50village candle studio」を主宰するキャンドルインストラクターの五十里さんに、全部で32の質問をさせていただきました。
実は、以前同じキャンドルスタジオで一緒に働いていたこともあり、表面的な話だけでなく、現場のリアルな部分まで聞けた内容になっています。
これからキャンドルを始めたい方、仕事にしていきたい方にとって、ヒントになる部分も多いはずです。
ぜひ最後までご覧ください。

32の質問で見えた、キャンドルを仕事にするリアル
(※以下インタビュー全文)
1.人となり・きっかけ
Q1. キャンドル制作歴はどれくらいですか?
A. 約11年になります。
Q2. キャンドルを始めたきっかけは?
A.フラワーデザイナーの資格を取った頃です。
フラワーだけでは少し表現に物足りなさを感じ、もっと幅を広げたいと思うようになりました。そんな時に出会ったのがキャンドルです。
フラワーと組み合わせることで、表現の可能性が一気に広がり、自分らしい作品づくりができるようになりました。
その楽しさに惹かれ、どっぷりとキャンドルの世界にハマっていきました。
Q3. 「これだ」と思った瞬間は?
A. 「これや!」と思ったのは、当時の委託先にアロマワックスサシェを置いたときです。
思っていた以上に手に取っていただけて、めっちゃ嬉しかったのを覚えています。
「私でもちゃんと求めてもらえるんや」と実感できて、キャンドルをもっと続けていきたいと思った瞬間でした。
Q4. 昔の自分に一言かけるなら?
A. 昔の自分に一言かけるなら、「大丈夫、その経験ぜんぶ無駄にならへんで!」って伝えたいです。
中学生の頃はやんちゃもして、高校ではDJをして週末はクラブ三昧。
名古屋から大阪・岸和田に引っ越して、知らない土地での子育てもめっちゃ必死でした。
でも、そんな全部の経験があったからこそ、今こうしてやりがいのある仕事に出会えて、毎日を楽しく過ごせていると思っています。
2.始めた後のリアル
Q5. 基礎を学んでから、仕事として成り立つまでどれくらいかかりましたか?
A. 実は基礎からではなく、アロマワックスサシェを習ったのがスタートでした。
受講後すぐに委託販売を始めて、約3ヶ月後には知り合いのカフェでワークショップを開催していました。
Q6. 最初に「これしといてよかった」と思う行動は何ですか?
A. とりあえず動いたことです。(笑)
完璧に準備する前にスタートしたことで、結果的に経験も増えて、次につながっていきました。
Q7. もし今からもう一度ゼロから始めるなら、何から始めますか?
A. まずは完璧を目指すのではなく、小さくてもいいので一歩踏み出すことから始めると思います。
実際にやってみないと分からないことも多いので、行動しながら少しずつ形にしていきたいです。
3.仕事観・こだわり
Q8. なぜキャンドルを仕事にしようと思われたのか?
A. 気づいたらなってた、が一番近いかもしれません。
販売してたら「ワークショップしてほしい」って言われて、ワークショップしてたら「レッスンしてほしい」って言われて、その流れで気づいたらキャンドル講師になってました(笑)
ほんまにご縁に引っ張ってもらったなぁって思ってます。
Q9. 続けてこられた理由は?
A. 楽しいから続いてる、これが一番大きいです。
作るのも好きやし、誰かに喜んでもらえるのも嬉しいし、気づいたらずっと続けてました。
ほんまに人とのご縁に支えられてここまで来れたなって思ってます。
Q10. 教える上で大切にされていることは?
A. とにかく楽しく!これに尽きます。
ちゃんと学ぶのも大事やけど、楽しくないと意味ないなって思ってて。
楽しいからこそ続くし、ちゃんと身についていくと思ってます。
Q11. スキル以外で大切なものは?
A. 大切なのは、人との関係性と続ける力。
技術だけじゃなく、「この人から買いたい・学びたい」と思ってもらえることが大事。
そして何より、楽しみながら続けることが一番大切やと思っています。
Q12. 五十里さんにとって「いいキャンドル」とはどんなものですか?
A 見た目の美しさだけでなく、灯したときの時間や空間まで含めて心地よくしてくれるものが「いいキャンドル」やと思います。
特に外で灯すキャンドルが好きで、風や空気の流れの中で揺れる灯りや、その場の雰囲気ごと楽しめるところに魅力を感じています。
Q13. 五十里さんにとって、キャンドルとはどんな存在で、どんな意味を持つものですか?
A. 私にとってキャンドルは、ただのものづくりではなく、人とのつながりや時間を生み出してくれる存在です。
灯りを通して、気持ちがほっとしたり、誰かと過ごす時間が少し特別になる、そんなきっかけになればいいなと思っています。
4.転機・葛藤
Q14. 辞めようと思ったことはありますか?
A.ないです!
Q15. 一番大変だった時期は?
A. 一番大変やったのは、JCAキャンドルスタジオ大阪校に講師として入りたての頃です。
環境もレベルも教える人数も一気に変わって、ついていくのに必死でしたが、あの時期があったからこそ、今があると思っています。
また、独立の時が大変と思われがちですが、私の場合は逆で、独立=自由で楽しさしかなかったです。
Q16. どのように乗り越えられましたか?
A. 仲間がいたからです。
仲間と一緒にめーーーーーっちゃ練習しました。
一人じゃ乗り越えられなかったことも、励まし合い、支え合える仲間がいたから続けてこれました。
Q17. 現在に繋がる転機は?
A. 子どもの存在です。
習い事の送り迎えがあって、時間の制約が増えたことをきっかけに、自分で時間をコントロールするために独立を選びました。
5.現在の活動
Q18. やりがいを感じる瞬間は?
A. 生徒様が、マルシェで売上が上がったり、ワークショップをうまく回せたと報告してくれる時です。
自分の経験や学びが、しっかり繋がっていると実感できて、めっちゃやりがいを感じます。
Q19. 印象に残っている生徒さんとのエピソードは?
A. 初めてレシピ付きのレッスンに参加してくださった生徒様が、JCAキャンドルスタジオ大阪校で働き始めた時も通ってくださり、独立後もまた戻ってきてくれて、今もなお通い続けてくださっていることです。
私の成長もずっと見守ってくださっていて、とっても印象に残っている大切な存在です。
Q20. インストラクターとしての役割についてどうお考えですか?
A. ただ教えるだけではなく、その人の可能性を広げる存在やと思っています。
技術を伝えるのはもちろんですが、自信を持てるきっかけをつくったり、次の一歩を後押しすることも大切な役割やと感じています。
Q21. インストラクターとしてのご自身の強みは何だと思いますか?
A. 一番の強みは経験やと思います。これまでの積み重ねの中で、うまくいったことも失敗したことも含めて、すべてが今のレッスンに活きています。
あとは、初対面でも誰とでも喋れることですかね(笑)
特に関西は生徒様のノリも良くて、めっちゃやりやすいです(笑)
6.現実・リアル
Q22. スタジオを持つまでに、初期費用はどれくらいかかりましたか?
A. 自宅でスタートし、すでに委託販売やワークショップも行っていたため、大きな初期費用をかけることなく、ほぼゼロで始めることができました。
とにかく行動派なので、まずは一歩踏み出し、スタートしてからホームページ制作やロゴ制作、シールやタグなど、必要なものを一つずつ揃えていきました。
Q23. モチベーションが下がったときは、どうやって乗り越えていますか?
A. 基本ポジティブなのであまり下がらないんですが、もし下がったときは美味しいものを食べてリフレッシュします!
あとは旦那さんもポジティブなので、いい言葉をかけてもらって、単純なのですぐ前向きになります。
Q24. キャンドルを趣味や仕事にして、良かったと感じることは何ですか?
A. 好きなことを仕事にできているのも嬉しいですが、それ以上にいろんな方と出会えたことが一番良かったです。
生徒様との時間がめっちゃ楽しくて、それがやりがいにもなっています。
7.未来・ビジョン
Q25. 今後やっていきたいことは?
A. 生徒様と一緒にキャンドルの仕事をしていくことです。
学ぶだけで終わりではなく、一緒に現場に立ったり、仕事として繋げていける関係をつくっていきたいと思っています。
Q26. キャンドルを通して伝えたいことは?
A. 自分の好きなことを、仕事にしていいということ。
キャンドルを通して、好きなことを続けることや、自分らしく働く選択があることを伝えていきたいです。
Q27. 長く続けるために必要なことは?
A. 楽しむことです。
どんなに大変でも、楽しむ気持ちがあれば続けられるし、それが一番大事やと思っています。
8. 続ける人の共通点
Q28. センスは磨けるものだと思いますか?
A. 思います!
センスは見て、真似して、積み重ねることで磨かれていくものだと思っています。
Q29. 売れる方と続かない方の違いは?
A. 続けているかどうかだと思います。
売れている方は、試行錯誤しながらも続けている。続かない方は、結果が出る前にやめてしまう。シンプルですが、その違いが大きいと感じています。
Q30. この仕事の難しさや厳しさについて
A. この仕事に限らず、続けることの難しさです。
思うようにいかない時期も多く、結果が出るまでに時間がかかることもあります。
その中でもやり続けられるかが、この仕事の厳しさだと感じています。
9.読者へのメッセージ
Q31. これから始めたい方へ一言
A. やってみたいと思ったその気持ちを、大切にしてほしいです。最初から完璧じゃなくて大丈夫。
まずは一歩踏み出すことが、すべての始まりやと思います。
Q32. 挑戦を迷っている方へ
A. 迷っているなら、やってみてほしいです。
私なら、やらずに後悔するより、やってみてからどうするかを考えます。

まとめ|「行動」と「継続」がすべてをつくる
今回の32の質問を通して見えてきたのは、「まず動くこと」と「続けること」の重要性でした。
特別な才能や完璧な準備があったからうまくいったのではなく、まずはできる範囲で動き出し、その中で試行錯誤を繰り返しながら形にしていったこと。
そして、思うようにいかない時期も含めて、やめずに続けてきたこと。
その積み重ねが、結果として「仕事」として成り立つ状態をつくっているのだと感じました。
キャンドルに限らず、「好きなことを仕事にする」というのは特別な才能の話ではなく、
小さな行動と継続の延長線上にあるものなのかもしれません。
すぐに結果が出るわけではなくても、動き続けることでしか見えてこない景色がある。その積み重ねが、気づいたときに「仕事」として形になっている。そんな流れが、このインタビューから伝わってきました。
これから一歩踏み出そうとしている方にとって、そのきっかけのひとつになれば嬉しいです。
五十里さんの活動についても、ぜひ一度ご覧ください。
キャンドルを仕事にしたい方へ
今回のように、好きなことを仕事にしていくためには、技術だけでなく「どう動くか」「どう続けるか」といった考え方もとても重要です。
TOKYO CANDLEでは、キャンドル制作の技術だけでなく、仕事として形にしていくための実践的なノウハウもお伝えしています。
キャンドルを「趣味」で終わらせず、仕事として形にしていきたい方は、
TOKYO CANDLEのレッスンもぜひご覧ください。

この記事を書いた人
企画・インタビュー・編集:大森ケンイチ
アジアキャンドルプロフェッショナル教室 代表理事/TOKYO CANDLE 主宰
キャンドルを仕事にするためのレッスンや、実践的なノウハウを発信しています。
また、日々の経験や気づきをエッセイとしても発信しています。
エッセイはnoteにて公開しています。




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